blog de madaccosdacos

老眼模型

Dove Super Light (Dahon 1/1) そして、14インチの世界

10年以上もわたしのHPに遊びに来てくださってる方だとご存じかもしれませんが

わたしは結構な自転車好きです。

もともとはいじるのが好きで

いじった結果どうなったかを知るために乗る、という感じでした。

独身のころには10台あまりの多種多様な自転車を所有していて

借家の一部屋が自転車置き場(兼作業場)になっておりました。

 

結婚を機にその多くは知り合いに譲ったり売ったりしたうえ

残したロードレーサーとミニベロもすでに代替わりをしています。

そして今年、職場で使っていた最古参の折り畳みがついに逝ってしまいました。

30年来のつきあいでしたが、天寿を全うしたものと思っております。

合掌。

 

で、次はどんなのにしようかなーと思っていたところ

旧知の自転車仲間、yimamuraさんが久しぶりにブログに来てくださいました。

そんな彼が最近Renaultの14インチ車に乗っている、と聞いたら

そりゃわたしも欲しくなっちゃうじゃないですか、ねぇ(笑)。

 

以前乗っていた折り畳みは20インチ(Panasonic製)。

かなりガンガン走れる仕様に魔改造を施した1台でしたが

ここ数年、職場では普段は畳んで置いてあって

乗るのはときどき近くのお店に用事があるときだけ。

職場の周りにはそんなに強烈なアップダウンがあるわけでもなく

スピードを出したいわけでもないとなれば

yimamuraさんと同じく14インチのシングルスピードで充分じゃないか、と(笑)。

楽しそうじゃないか、と。

 

で、買っちゃいました。

DahonのDoveです。

(今日は画像をクリックするとAmazonに飛ぶことがあります)

最近値上がりしてるみたい(?)で

滑り込みで安く買えました。よかった。

 

性能的なことでいえばフレームなどの主要な部分については

Renaultの4万円台のヤツでも全然問題ないです、おそらく。

むしろそっちのほうがタイヤがちょっと太めのがついてたり

ハンドルの高さが可変だったりで、乗り心地はいいかもしれない。

ただ、フレームカラーはおいそれとは変えられないので

そのあたりを重視してコレになりました。

見た目大事。

 

折り畳みの機構については天下のDahonさんですから心配はしていないのですが

パーツには少なからず気になるところがあって(自転車好きの性みたいなモノです)

それらをちまちまいじっています(お楽しみタイム)。

あまりお金はかけられませんので

ジャンクパーツに活躍してもらいましょう。

 

あ、今更ですが、今日はいつもよりたくさん語ります(笑)。

しかもモケモケ系のお友達には用語が分かりづらいかもしれませんが

とくに解説はしませんのであしからず。

あと、いじるの楽しすぎて途中の写真とか全然撮ってないのは申し訳ない。

ホント、申し訳ない。

 

では早速、まずは駆動系。

この車輛にはホローテックIIっぽいクランク&BBがついてます。

高剛性で軽量なのが謳い文句のホローテックIIですが

14インチ車にそんなに剛性とかいらんうえに

あんまりデザインが好きじゃない(結局見た目)。

そこで、かつてピスト車で使ってたデュラエースのコッタレスBBと

わたしの初ロードレーサー(中古)で使っていたシマノ600のクランクに交換。

このころのクランクのカタチ、好きなのです。

 

ただしここで問題発生。

チェンリング(42T)とバッシュガードは付属のものをそのまま使おうと思っていたら

PCDは130mmで同じなのに篏合部分の寸法が違っててつけられない!

そんなこともあるのね。

予定外の出費ですがLiteproというメーカーの

チェンリングとバッシュガードが一体になったヤツを買ってみました。

こんなの。

画像のは53Tですがわたしが選んだのは45T(コレが一番小さい)。

構造的に大きな径になると剛性が心配ですがまぁ45Tですし

今回の使い方なら問題にならないでしょう。

表面の仕上げがハンドルステムあたりとおそろいなのも良きかな。

 

予定外にチェンリングが大きく(42→45)なったので

チェンも交換しなくてはいけません。

シマノのCN-HG40(8s用)で間に合わせました。

たしか今乗ってるミニベロを8s→9sにしたときに余ったヤツ。

チェンラインもピッタリでマーベラス

 

ペダルは折り畳み式のが付属していますが

ベアリングがひどくてガッカリします。

まぁメーカーとしてはオマケでつけてるだけみたいなところはありますしね。

で、わたしの使い方だとペダルまで畳める必要もないので

以前から気になっていたミカシマのコンパクトに交換。

手に持って回すとぬるぬると抵抗があるのですが(グリスかな)

乗った感じはスムースで大変よろしい。

踏み面は確かに名前のとおり小さめですが

乗ってるときには違和感はありません。

雨の日など悪条件のときには乗らないので大丈夫そうです。

 

続いて制動系。

付属のVブレーキは造りがあんまり良くないです。

組みつけ直したら動きはいくらか改善されて効きもまずまずだったものの

諸々気になったので交換。

30年くらい前にMTBで使ってたXTのVブレーキにしました。

骨董!懐かしのパラレルリンク!

もう多分VブレーキMTBに乗ることもないと思うので使っちゃいます。

効きのよさ以上にコントロールのしやすさが気に入っているので

ブレーキ時の挙動がナーバスな小径車にはいいかもしれない。

 

ただ、そのままのブレーキシューでは長すぎてここまで小径のリムには向かないので

シューだけは泣く泣く汎用のシマノS65Tを用意しました。

世の中にはもっと短いのもありますがまぁいいでしょ。

ブレーキレバーはこのXTのVブレーキと同時代のLXのものにしました。

レバーのタッチが手に馴染んでいて手放せない逸品です。

ブレーキレバーとVブレーキを交換した関係で

かなりブレーキワイヤーが短くなってしまいました。

これでもアウターを少し短く切ってどうにかやっと、という状況。

ワイヤの取り回しを含めてこれで問題なければ

近いうちにワイヤも交換します。

 

そのほか

yimamuraさんのRenaultではシートピラーが短い問題がありましたが

こちらは(少なくともわたしの股下に対しては)充分な長さがありました。

サドルもそんなに悪くないものがついているので

しばらくはコレで乗ってみます。

 

そんなこんなで現状はこんな具合。

いーんでないの?いーんでないの?

 

ひとまずコレでカスタマイズは完了。

あとはホントはタイヤを少し太くしたいところ(今は1.35)ですが

選択肢が少ないのが困ったところです。

このリム幅だと1.50が限界だろーなー。

ま、このタイヤがダメになるには何年もかかると思うので

気長に探します。

 

最後までおつきあいいただきありがとうございました。